『物理療法』とは、温熱、寒冷、光線、電気、牽引やマッサージなどの外部からの力を用いて身体の生理的機能を活性化させる治療方法を指します。
温熱療法であればホットパックや入浴などが該当します。寒冷は氷水で患部を冷やすアイシング治療があります。光線は赤外線療法や日光浴があります。
電気は有名なのが低周波治療器となります。牽引やマッサージも物理療法なのかと思うかもしれませんが、『運動療法』が自分自身で身体を動かすのに対し、マッサージや牽引はあくまで外部の力で身体を動かすため『物理療法』となります。
生理的作用とは、身体の反応の事を言います。
温熱療法であれば発汗したり、寒冷療法であれば血管を収縮させて急性炎症の腫れを抑えたりします。
他にも血流不足で生じる筋肉のコリを『筋硬結』といいますが、マッサージや電気療法ではその筋肉に刺激を与え毛細血管を開くことで、コリである『筋硬結』を改善します。
当社ではホットパックの中でも乾熱式温熱療法という水を使わないホットパックを採用しています。
乾熱式のホットパックは水を使わないので、ビニールやバスタオルで巻く必要がなく、衣服の上から直接使用する事が出来ます。
安心・安全に自然な温かさが持続
トルマリンホットパックは加温した鉱石を綿素材のカバーで二重に包んでおり、低温やけどしにくい設計となっています。
設置後1~2分で皮膚温度は速やかに上昇し、緩やかに低下します。外し忘れによるやけども防止できます。水分を含まないので急に冷えることなく、自然な温かさが持続します。
*トルマリンホットパックは発売開始から17年間、低温やけどのない無事故の製品です。
陽だまりのような温かさ(岩盤浴の原理)
トルマリンホットパックは、トルマリンの高い遠赤外線放射率(92%)を活用した 温熱療法です。伝導による熱は表面を温めますが、遠赤外線の放射による熱は、深層部の細胞や血液に到達し、体の内部を効率よく温めます。写真は、肩・腰にトルマリンホットパックを5分間使用後サーモグラフィで撮影。
患者様がリラックスされる
トルマリンには、人間をリラックスさせるα波を引き出す作用があることが実験で確認されています。トルマリンを使用した脳波測定ではα波が上がり極めてリラックスした状態が赤く表示されています。筋緊張が弛緩され、治療効率も上がり時間短縮にもつながります。
トルマリンは「電気石」
トルマリン鉱石の正式名称は「電気石」で、英語の学名は「schorl」と言います。トルマリン化学組成:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4 トルマリンは極性結晶体(プラス電極とマイナス電極を持つ)とも呼ばれ、放射率と伝導率がともに高い珍しい特性を持っています。そのため熱を効率よく移動させるのです。温めたトルマリン鉱石はからだの深部にまで熱を速やかに移動させることができます。熱が移動したトルマリン鉱石の温度は下がりますが、体の中はポカポカに温まります。
人間と同じ微弱電流をもつトルマリン
1990年、研究者の久保田哲治郎氏によりトルマリン結晶の両端にプラス極とマイナス極が恒常的に発生し、両極間に電位差が生じることが検証されました。トルマリンの両極を誘電線で結ぶと微弱電流が流れ続けていることが証明されたのです。この微弱電流は生体電流と同じ0.06ミリアンペアで、人体に最も適している電流とされています。トルマリンの熱エネルギーは、赤外線放射率92.72%であり、遠赤外線の波長も人間の熱エネルギーと等しい4~14ミクロンです