マシントレーニングについて

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マシントレーニングについて

ローイング

ミナト医科学株式会社HPより引用

ローイングとはボートのオールを漕ぐという意味です。

奥から手前に引くことで背中の筋肉を鍛えます。

広背筋、菱形筋、僧帽筋、三角筋、脊柱起立筋の強化が目的となります

これらの筋の強化による効果

・円背(猫背)の改善と予防

・肩の関節痛の改善

・杖歩行の安定化

目的に応じてフォームを修正します。縦に持つと上腕三頭筋や脊柱起立筋という筋肉を鍛えますし横のバーを持つと僧帽筋中部線維などが鍛えられます。

その方の方や脊椎の状態に応じて練習の内容を変更します。

脊椎を真っすぐ保つことは歩行状態だけでなく内臓の位置関係を正常に保ち便秘の解消にも役立ちます

レッグエクステンション

ミナト医科学株式会社HPより引用

レッグ(脚)エクステンション(伸ばす)の通り膝を伸ばすマシンになります

大腿四頭筋の強化が目的

大腿四頭筋の強化による効果

・安全な立ち座りの獲得

・安定した歩行能力の獲得

・方向転換時の転倒予防

・段差昇降時の転倒予防

・代謝量アップ(ダイエット)

・内臓及び全身の炎症性疾患の沈静化

・骨量の増加

全身の筋肉でも最大のボリュームを誇る筋肉ですので鍛えるメリットは大きいです。特に膝折れや歩行不安定な方にとっては非常に重要な筋肉で主に歩行中のブレーキをかける筋肉を鍛えます

意外かもしれませんね。推進力(前に進む力)だと思っているかとも多いのではないでしょうか?

実際は前に進むのは体の後面の筋肉なのです。ですがこのブレーキの力が無いと階段を下る時や方向転換の際に転倒しやすくなるのでしっかり鍛えていきましょう。

ヒップアブダクション

ミナト医科学株式会社HPより引用

ヒップ(お尻:股関節)アブダクション(外転:外に開く)運動です。

中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋の強化が目的

これらの筋の強化による効果

・歩行時の横へのふらつき改善

・歩幅の改善

・方向転換の改善

・腰痛の改善

・転倒予防

股関節外転筋は主に片足立ちのタイミングで骨盤を水平に保つために使用されています。そのため、この筋肉が弱いと歩幅が狭くなってしまい、小刻み歩行や、すり足歩行という転倒しやすい歩行になりますのでしっかりと鍛えていく位必要があります。

またこの筋肉が固くなると腰痛が生じやすいのでマシンを行うことで腰痛予防効果も期待できます。

レッグプレス

ミナト医科学株式会社HPより引用

レッグ(脚)プレス(押す)運動です。

足を置く場所によって鍛えられる筋群が変わりますので大腿骨頸部骨折術後の方や膝の関節拘縮がある方などは足の配置や座面を調整して鍛えることが出来ます。

大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングス、下腿三頭筋強化の強化が目的

これらの筋の強化による効果

・安全な立ち座りの獲得

・安定した歩行能力の獲得

・方向転換時の転倒予防

・段差昇降時の転倒予防

・代謝量アップ(ダイエット)

・内臓及び全身の炎症性疾患の沈静化

・骨量の増加

・歩行速度の向上

前述したように歩行の推進力(前に進む力)は身体後面の下腿三頭筋、ハムストリング、大殿筋などが担っています。

同時に大腿四頭筋などのブレーキの筋肉も鍛えられますので非常に歩行や立ち上がり動作に密接なマシンとなります。

運動時のコツを紹介

①職員の数えるタイミングで運動しましょう

1.2.3.4 5.6.7.8という声かけは血圧が最も上がりにくいテンポの運動です。

②息を止めないように注意

息をこらえると血圧が上がってしまいますので一緒に数を数えれば息を止めないようになりますので

高血圧の方でも安全に運動できます。

③筋トレには少し負荷を上げていく必要がありますので長期間同じ負荷の場合は、少しだけ負荷を上げてみましょう。

リタックでは理学療法士が専門的な指導を行いますので、動作で困っているところがあれば何でも相談して下さい。

フォームの修正や負荷の調整、ご自宅での運動方法の助言・提案もさせていただきます。

一緒に健康な体作りに取り組んでいきましょう。

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