熱中症について
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熱中症による救急搬送された人数がこのグラフになります。
これをみれば分かると思うのですがどの時期でも高齢者が約半数近くになります。
高齢になると水分の保水量が少なく、暑さも感じにくいので熱中症にかかる方が非常に多くなります。
熱中症に高齢者がかかりやすくなる原因
1.暑いことに気づきにくい
自分のいる環境が暑いと感じにくくなるため、日陰に避難するなど、暑さに対処し始めるのが遅れてしまいます。
2.汗が出にくい
汗腺(皮膚にある汗を出す細胞)が減ってしまうため、汗を出す働きが弱まり、汗が出にくくなります。そのため、体に熱がこもりやすくなります。
3.のどの渇きを感じにくい
のどの渇きを感じにくくなるため、水分を摂るのが遅くなり、脱水状態になりやすくなります。
4.もともと体液量・血液量が少ない
成人の体の約60%は水分ですが、高齢期になると、50%まで低下します。汗をつくるための水分が、若年期と比較して少ないため、脱水症状になりやすくなります。
5.持病のある方が多い
心疾患、糖尿病、精神神経疾患、広範囲の皮膚疾患のある方は、その疾患の作用によって、体温調節が難しい状態になってしまう場合があります。また、普段飲んでいる薬の副作用によって、脱水状態になりやすくなる場合もあります。
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意外かもしれませんが熱中症にかかる場所は道路や仕事場よりも圧倒的に住居なんです。
家にいれば安全というわけでは無いので、家の中でも熱中症は起こり得る想定して行動していきましょう。
熱中症に対する工夫
「部屋の工夫」
風通しをよくする
すだれ・よしず等で日光を遮る
エアコンを使う(エアコンの風が身体に直接当たらないよう、風向きを調整すると、体が冷えすぎず快適に使うことができます)
「衣類の工夫」
汗をよく吸う素材、ゆったりした服、帽子や日傘を使う
熱を吸収する黒色系の服は避ける
「行動の工夫」
体感だけでなく、天気予報や気温計を見て、暑さをチェックする
暑い時間帯を避けて外出する
日陰を選んで歩く
お風呂は、温度が40度以下のぬるめのお湯にして、長湯をしない
熱中症への対策
こまめな水分補給
のどの渇きを感じる前に、水分を摂りましょう。入浴時や睡眠時にも汗をかくため、入浴や睡眠の前後に水分を摂りましょう。
こまめな休憩
作業等に夢中になっていると、暑さやのどの渇きに気づきにくくなります。いつもよりこまめに休憩をとるよう意識しましょう。
暑さに備えた体力づくり
日頃から運動をして、汗をかく習慣をつけておくと、急に気温が高くなった日にも十分汗をかくことができ、熱中症を防げます。
ただし、運動は暑い時間帯を避け、涼しい時間帯に行いましょう。
緊急連絡先を確認しておく
緊急時や困ったときの連絡先を決めておくと、熱中症の症状が重くなる前に、すぐに助けを呼ぶことができます。
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