便秘について

ヘルスリテラシー

便秘について知ろう

NHK 今日の健康より引用

食べ物が胃で消化されて小腸で栄養が休されて大腸に行くと水分を吸収していきます。

この画像では便がまだ水分が多くドロドロですが大腸の中を進んでいくうちに水分が吸収されていき、便が固くなっていきます。

この際に大腸にいる時間が長いほど水分が便から抜けていくので便がドンドンと固くなってしまうのです。

便秘で悩んでいる方はどれだけいるの?

NHK 今日の健康より引用

これを見ると子供のころはあまり便秘はしませんが、徐々に女性が便秘になっていきます。これは女性ホルモンが便秘の原因となっているからです。

けれども段々と年齢を重ねるうちに男性が女性に追いついていき、男女ともに便秘となっていきます。

これは、年齢と共に男性の腸の蠕動運動が悪くなってしまい便秘になっていくのです。

便秘薬の違いを知ろう

NHK 今日の健康より引用

センナなどアントラキノン系の刺激性下剤は、大腸の粘膜を刺激して大腸が波打つように動く「ぜん動運動」を高めて、強制的に便を排出する薬です。便秘がとてもつらいときに限って一時的に使います。

ただし、この薬を日常的に長期間使っていると、耐性(薬に対する抵抗)が増し、ぜん動運動の動きが弱くなります。その結果、薬の量を増やさないと便意が現れなかったり、便意そのものがなくなったりすることがあります。

NHK 今日の健康より引用

慢性的に便秘が続いているときに適しています。酸化マグネシウムは、便を軟らかくして排便を促す薬で、定期的に使用しても安全と言われています。

ただし、マグネシウムを成分としているものは、高齢者や腎臓病の人ではマグネシウムの血中濃度が高くなってしまうことがあり注意が必要です。

また、マグネシウムが他の薬の吸収を抑えてしまうなど、のみ合わせの問題が起こる場合もあります。

便秘の対策をしよう

NHK  今日の健康より引用

水分摂取の増加: 1日2リットル以上の水分を摂取することで、便の硬さを軽減し排出を促すことができます。

食物繊維の摂取: 食物繊維を十分に取ることで、便の形状と通過時間を調整できます。

食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維という水に溶けない食物繊維は便をある程度の形状に固める作用がありますので下痢便の時には便を形成するのに有効です。

もう一つは水溶性食物繊維と言って水に溶ける食物繊維です。これは便と水分をつなぐ役割を果たしますので便に水分を吸収させやすくなり固い便を軟かくする働きがあります。

腸内環境を整える:腸内細菌の餌として特にオリゴ糖やプロバイオティクス(ヨーグルトなどの乳製品)などの腸内環境を整える食品が有効です。

運動:軽めの運動を行うことで、腸の動きを活発化させ、便秘の改善につながります。腸ひねりや体操も有効です。

ストレス管理 ストレスは自律神経を乱し、腸の動きを阻害する可能性があるため、ストレス解消も重要です。

水溶性食物繊維には以下のようなものがあります。

  • オーツ麦
  • 玄米
  • いも 類
  • きのこ類(しいたけ、エリンギ等)
  • 海藻類(ワカメ、昆布など)
  • 柑橘類の果物(みかん、オレンジ等)
  • プルーン

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