圧迫骨折について
骨粗鬆症が背景となり骨が脆くなっているので背骨が潰れるのが圧迫骨折です。
その後潰れた椎体により背が曲がり、歩行の安定性が低下し転倒リスクが高くなるのが特徴です。
ドミノ骨折とは?
一つの椎体が潰れると背骨全体が曲がっていくので力が加わりやすくなり隣り合った他の椎体も連鎖して潰れやすくなります。
この様なドミノ倒しで骨折が次々と起こることをドミノ骨折と言います。
そのため、骨折が起きたら骨折を治癒しつつ歩行訓練が必要となります。
最初は病院で疼痛管理とコルセットなどが処方されますので退院後は骨折に気を付けつつ過度に安静にならないようにします。
筋肉が落ちてしまいドミノ骨折へと繋がりやすくなりますので骨を鍛えると同時に体幹の筋力も鍛えるためには歩行訓練が必須になります。
背骨の1か所に圧迫骨折があると、その後5年間に次の圧迫骨折が起こる確率は、圧迫骨折がない人の2.4倍になり、2か所以上に圧迫骨折があると4.9倍になります。
さらに、大腿骨を骨折した方の80%に、以前に背骨の骨折があったという報告があります。
圧迫骨折のチェック方法
圧迫骨折により骨性円背が起きることで背中が真っすぐに出来ないので壁と頭に隙間ができてしまいます。
圧迫骨折の症状と日常生活動作の困難
このように圧迫骨折により日常生活動作は著しく低下します。
これらを予防・改善するためにリタックでは歩行訓練や筋力トレーニングを行っていきます。
また骨粗鬆症を改善するための日常生活での指導や食事の指導も行っていますので是非勉強会にご参加いただきご自身の骨を守っていきましょう。
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