ぎっくり腰ってなに?
欧米ではその激しい痛みから「魔女の一撃」とも呼ばれます。日本ではぎっくり腰で有名ですが、腰椎捻挫や急性腰痛というのが診断名となります。
ぎっくり腰を早く治すにはどうしたらいいの?
イギリスの医学誌に掲載された研究を紹介します。まずぎっくり腰をした患者さんを以下の3グループに分けました。
①「ベッドでの安静」
②「できる限り通常の日常生活を過ごす」
③「病院へ行く」
という3つのグループに分けて経過を追ったものがあります。
その結果、②の「できる限り通常の日常生活を過ごす」よう心掛けたグループが最も回復が早く、次に③の「病院へ行く」となり、最後に①の「ベッドでの安静」を行ったグループが最も回復が遅かったという意外な結果となりました。
安静にしていればよいというわけではなく、安全に配慮しつつ出来るだけ動くことが大切なのです。
これはいくつかの理由がありますが、動く(歩く)ことで椎間板内圧が減少することや、胸腰筋膜という殿筋と背中の筋肉を結ぶ筋膜が緩むために痛みが減少するのです。
ぎっしり腰の原因は?
上記のような原因があり多裂筋や脊柱起立筋という体幹を伸ばしてくれている筋肉を傷める(捻挫)することで生じます。
その際には胸腰筋膜と呼ばれる筋膜はパンパンに張っており強い痛みが生じます。
対処方法は?
準備運動の際に脚を縦に大きく開いてアキレス腱を伸ばすポーズをしますよね?
その姿勢になって後ろから他人にふくらはぎ(下腿三頭筋)、太ももの裏(ハムストリング)、殿筋を押してもらう(揉む)ようにすれば痛みはあっという間に消失します。
ただし、それで直ぐに横になれば再びぎっくり腰に戻ってしまうので、痛みが治まったら歩くようにしましょう。
リタックをご利用の際には、ぎっくり腰の治療も出来ますので腰が痛くなったらご相談ください。
リタックでは歩行器がありますので治療後に歩行器歩行を行うことで椎間板内圧も低減し痛みは更に無くなります。
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